TOPIK、やみくもに問題から解くとなぜ損なのか?

試験の理解 · 構造を把握してから逆算する学習

試験勉強というと、すぐ過去問を開く人が多いです。しかしTOPIKは、試験の構造を先に知っている人と知らない人とでスタートラインが違います。何を、何級まで目標にするかを先に決めれば、勉強量がぐっと減ります。

このカードを終えると、TOPIK IとIIの構成と級が決まる仕組みを理解し、目標の級から逆算して計画を立てる方法が分かります。

ちょっと考えてみましょう

TOPIK IIで3級を目標にしました。最初にするとよいことは何でしょう?

TOPIK IとIIは目的が違う

TOPIK Iは聞き取り・読解の2領域で1~2級(初級)を判定し、TOPIK IIは聞き取り・読解・作文の3領域で3~6級(中・上級)を判定します。一つの試験の中で問題の難易度が混ざって出るため、自分の水準が初級ならI、中級以上を狙うならIIを選んで受験します。「どの試験を受けるか」が最初の分かれ道です。

級は「試験」ではなく「総点の区間」で決まる

TOPIK IIを受けたから3級になるのではなく、取った総点がどの区間に入るかで3~6級が自動的に決まります。たとえばTOPIK IIは300点満点のうち、おおよそ120点台から3級、150点台から4級というように区間が分かれます(正確なカットラインは回次・公式発表で確認してください)。つまり「4級を別に申し込む」のではなく、IIを受けて点数で4級に届くのです。

作文を後回しにすると中級で行き詰まる

多くの学習者が、難しいからと作文を最後に回します。しかしTOPIK IIで作文は総点の大きな部分(約100点)を占めるため、聞き取りと読解だけできても、総点が3級の区間で止まることがよくあります。作文は一夜漬けがもっともきかない領域なので、むしろ一番先に少しずつ始めるほうが有利です。

目標から逆算して計画する

計画はこう立てます。① 目標の級の合格点を書く → ② 自信のある領域の予想点を引く → ③ 残りの点を埋めるべき領域が、今シーズンの「主力」です。こうして逆算すれば、「全部を少しずつ」ではなく「配点が大きくて弱い領域から」という優先順位がはっきりします。

要点まとめ

勉強の効率は、解いた問題の量ではなく、目標から逆算した計画から生まれます。

TOPIKはI・IIに分かれ、級は総点の区間で自動的に判定されます。やみくもに基礎から積むより、目標の級の合格ラインと領域別の配点を先に確認し、そこから逆算して「配点が大きくて弱い領域」から押さえるほうが、同じ時間でより遠くへ行けます。特に作文は後回しにせず、早く始めてください。最小合格トラックなら目標の級の合格ラインを守れるよう配点の大きい領域に集中し、満点トラックならすべての領域をバランスよく引き上げましょう。

出典