聞き取りの点数は、なぜ「たくさん聞いても」上がらないのか?

聞き取り · 書き取り + シャドーイング

聞き取りを伸ばそうと、韓国ドラマやニュースを流しっぱなしにする人が多いです。しかし、ただ聞き流す時間が積み重なっても、試験の聞き取りの点数はなかなか上がりません。問題は「どれだけ聞くか」ではなく「どう聞くか」です。

このカードを終えると、聞き流しと集中して聞くことの違いが分かり、書き取りとシャドーイングで聞き取りを実際に伸ばす方法が分かります。

ちょっと考えてみましょう

聞き取りの実力を確実に上げたいです。同じ30分なら、どの方法がいちばん効果的に近いでしょう?

聞き流しが裏切る理由

背景として流しておく聞き方は、脳が音を「無視する」練習になりがちです。楽ではありますが、聞こえなかった発音や文法がひとりでに聞こえるようにはなりません。実力は「自分が聞き取れない地点」にぶつかってそれを越えるときに上がりますが、聞き流しはその地点を飛ばさせてしまいます。

書き取り — 弱点を目に見える形にする

短い音声(20~40秒)を聞いて、聞こえたとおりに書き取ってみましょう。その後スクリプトと照らし合わせると、「은/는」を聞き取れないのか、連音した「했어요」を聞き逃すのか、数字や助詞でつまずくのかが、はっきり見えてきます。ひとまとめの「聞き取りが苦手」ではなく「何を」聞き取れないのかをピンポイントで示してくれるのが、書き取りの力です。

シャドーイング — 耳と口を一緒に合わせる

スクリプトを見ながら(または見ずに)、音声より半拍遅れて影のように追いかけて話すのがシャドーイングです。実際にその速度・抑揚・連音で話してみると、ネイティブが音をどうまとめ、どう流しているかが体で身につきます。自分が出せる音は、ずっとよく聞こえるようになります。

TOPIKの聞き取りに合わせて行う

TOPIKの聞き取りは後ろにいくほど長く速くなります。そこで過去問の音声で練習しますが、① まず問題を見ずに一度聞く → ② 書き取りで弱点を確認する → ③ スクリプトでシャドーイングする → ④ もう一度問題として解く、という順序がよいです。また問題用紙の選択肢を音声が流れる前に読んでおくと、何を聞くべきか耳の準備ができます。

要点まとめ

聞き取りは「たくさん触れること」ではなく「聞こえなかったものを聞こえるようにすること」です。

聞き流しは楽ですが、弱点を飛ばしてしまいます。短い音声を書き取って自分が何を正確に聞き取れないのかを目で確認し、スクリプトでシャドーイングしてその音を自分で出してみれば、聞き取りは実際に上がります。過去問で「問題を解く → 書き取り → シャドーイング → もう一度解く」の順序を繰り返してください。最小合格トラックなら過去問の書き取りで弱点だけを素早く埋め、満点トラックならシャドーイングまで毎日加えて、正確さを最後まで高めましょう。

出典